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当サイトをご覧の方の中には、独身のまま老後を迎える方や配偶者との死別により、一人暮らしを余儀なくされる方もいらっしゃるでしょう。
ここでは単体世帯において、月々どのくらいの生活費がかかるのか?また、どのようなマネープランを立てるべきなのかについて書いてきます。
総務省が出している「家計調査報告(2014年)」によると、60歳以上の単身無職世帯の1ヵ月の消費支出は143,263円となっています。
あくまでも平均値ではありますが、消費支出の内訳は下記の通りとなります。
■消費支出の内訳
項目 | 金額 |
---|---|
食料 | 33,493円 |
教養娯楽 | 16,257円 |
光熱・水道 | 13,643円 |
住居 | 13,607円 |
保健医療 | 7,606円 |
家具・家事用品 | 5,592円 |
被服及び履物 | 4,402円 |
その他 | 35,251円 |
合計 | 143,263円 |
この中で食費や保険医療などは減らせませんから、節約をする場合は娯楽費や服代などを減らしていくことになります。
また、年金などを中心として収入があるので、収入と支出のバランスを考慮して、キャッシュフローを組み立てる必要が出てきます。
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今度は60歳以降の収入についてみていきましょう。
先ほどと同じく、総務省の「家計調査報告」(2014年)によると、60歳以上の単身無職世帯の1ヵ月の可処分所得(実収入から税金などの非消費支出を引いた額)は、101,746円となっています。
そして、消費支出と収入を参照した場合、生活するのに毎月41,517円が不足するということがわかります。
■1ヵ月の可処分所得の計算
112,207円(実収入)−10,461円(非消費支出<税・社会保険料等>)=101,746円(可処分所得)
■消費支出と可処分所得から毎月の不足額を計算
101,746円(1か月の可処分所得)−143,263円(1か月の消費支出)=−41,517円(毎月の不足額)
95歳まで生きると想定した時、60歳の時点で必要な貯金額は約1,750万円となります。
41,517円×12(ヶ月)×35(年間)=17,437,140円
上記のように単身無職世帯であれば、60歳までに約1750万円の貯金をしておくことが、必要になってきます。
そうは言っても、今から貯めるのが難しいという方もいらっしゃることでしょう。その場合、キャッシュフローの健全化のために様々な施策を打つようにしましょう。
■キャッシュフロー健全化のために取れる施策事例
・定年を65歳以降までに延ばす
・年金受給年齢を引き上げ、毎月の収入増やす
・自宅などで出来るサイドビジネスを行い、収入を増やす
・娯楽費などを切り詰め、支出を抑制する