シニアボランティアのおすすめの職種や待遇などを紹介

生きがいや人的交流につながる老後のボランティア

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内閣府が発表した「高齢社会白書」によると、60歳以上の高齢者のうち過去1年間にボランティア活動に参加した人の割合は47.0%(男性51.5%、女性43.0%)とのこと。

 

約半数の高齢者の方が、ボランティアに関わっていることになります。

 

ボランティア活動には以下4つの原則があり、無償で社会貢献する喜びと利害関係のない仲間との出会いが期待できるというわけです。

 

  • 自分の意思ですすんで行動する自発性
  • 仲間と支えあい、学び合う連帯性
  • 金銭的な見返りを求めない無償性
  • よりよい活動環境を提案していく創造性

 

シニアライフを充実させるために、ボランティア活動は非常に有益。

 

本ページでは、ボランティア活動の参加を検討されているシニアの皆様に、役立つ情報をお届けいたします。

 

目次

  1. 内閣府調査からみるシニアボランティアの現状
    • ボランティア活動の内容別参加状況
    • ボランティア活動参加に望む希望条件
    • ボランティア活動の参加意向がある人の収入別割合
  2. ボランティア活動の種類・職種
  3. シニアに評判!すぐにできるボランティア一覧
    • 治験ボランティア
    • 社会教育施設でのガイド
    • クリーンキャンペーン
    • 点字翻訳ボランティア
    • 盲導犬関連ボランティア
    • オリンピックボランティア
    • 観光ガイドボランティア
  4. 海外で英語や資格・スキルを活かせるシニアボランティア一覧
    • シニアボランティアの派遣実績国一覧
    • 活用している主なスキル・資格
  5. シニアボランティアのお給料・報酬・手当について
  6. ボランティアの見つけ方・探し方
    • 市区町村が運営する「ボランティアセンター」に連絡を取る
    • インターネットで探す
    • NPO法人を自分で立ち上げる
  7. まとめ

 

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1.内閣府調査からみるシニアボランティアの現状

 

シニア世代の約半数が活動しているボランティア。

 

シニアボランティアの実情をより詳しく知るために、『高齢社会白書』の調査結果を引き続きご紹介いたします。

 

ボランティア活動の内容別参加状況(複数回答)

60歳以上の方はどのような内容のボランティア活動を行っているのでしょうか?男女別に上位5位までをお伝えいたします。

 

男性の活動内容ベスト5

活動内容 割合
自治会等の役員・事務局活動 32.9%
地域の活動を美化する活動 20.5%
地域の伝統や文化を伝える活動 14.3%
交通安全など地域の安全を守る活動 13.1%
災害時の救援・支援をする活動 9.5%

 

女性の活動内容ベスト5

活動内容 割合
自治会等の役員・事務局活動 24.0%
地域の活動を美化する活動 14.4%
地域の伝統や文化を伝える活動 7.2%
見守りが必要な高齢者を支援する活動 6.2%
介護が必要な高齢者を支援する活動 5.1%

 

上位3位までは男女共通。4位以下に差が出ています。

 

いずれにしろ、住んでいる地域に関する貢献といった活動が中心です。

 

ボランティア活動参加に望む希望条件(複数回答)

どのような条件を基にボランティアを選ぶのでしょうか?男女別に上位5位までお伝えいたします。

 

男性の選択条件ベスト5

選択条件 割合
時間や時期にあまりしばられない 51.4%
身近なところで活動できること 39.4%
同世代と交流できる 25.7%
金銭的な負担が少ないこと 23.6%
身体的な負担が少ないこと 23.3%

 

女性の選択条件ベスト5

選択条件 割合
身近なところで活動できること 50.0%
時間や期間にあまりしばられない 49.7%
身体的な負担が少ないこと 29.1%
同世代と交流できる 27.4%
友人達と一緒に参加できること 27.1%

 

「時間や時期にあまりしばられない」「身近なところで活動できること」という点が、重要なファクターになっていることがわかります。

 

日常の生活に支障がないということを前提とした、ボランティア活動ということですね。

 

ボランティア活動の参加意向がある人の収入別割合

65歳以上の男女に、月収別(配偶者がいる場合は夫婦の収入)でボランティア活動への参加意向を調査しています。

 

月収 男性の参加意向割合 女性の参加意向割合
10万円未満 29.4% 35.8%
10万円〜20万円未満 43.5% 42.9%
20万円〜30万円未満 51.4% 50.0%
30万円〜40万円未満 56.8% 56.9%
40万円〜 67.1% 60.9%

 

男女とも収入が高くなるにつれ、参加意向の割合も増えている傾向がはっきり出ています。

 

金銭面である程度満たされている人は、より内面の充実を求めるということなのでしょう。

 

 

これらの調査からわかることは、自分たちの日常の生活をまずは大切にしているということ。

 

日常に余裕があるからこそ、ボランティアに興味を持てるというわけです。

 

ボランティア活動を充実させたいのであれば、まずは自分たちの生活のベースも充実させる必要があるということになります。

2.ボランティア活動の種類・職種

 

ボランティア活動に取り組むにあたり、どのような種類のボランティアが存在するのでしょうか?

 

さまざまなジャンルのボランティアをご紹介しますので、選ぶ際のご参考にしてください。

 

地域の奉仕活動 町内クリーン活動・花壇の整備・地域の自然や歴史的建造物の保全・防災パトロール・街づくり等
福祉分野の活動 外出介助サービス・老人世帯への食事サービス・点字朗読・手話通訳等
国際協力・援助活動 日本で生活している外国人への支援・海外の子供の精神的な里親になる・難民支援等
教育・学習指導の活動 地域の学習会・趣味の講習会・生涯活動への協力等
自然・環境に関する活動 雑木林の手入れ・河岸・河川の清掃・里山保全等
災害地域への支援・防災活動 震災など自然災害の被災地への救援活動等
医療関係 病院ボランティア・心に病を持つ人へのケア・相談援助活動等
募金活動 ハンディキャップがある人のスポーツ活動支援、および協力・レクリエーションや旅の手伝い等
収集活動・リサイクル 使用済切手、ベルマーク、テレフォンカードなどを集めて特定機関に送る
制作・創作活動 日曜大工仕事・ハンディキャップのある子どものために布の絵本を作る等

 

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3.シニアに評判!すぐにできるボランティア一覧

 

特別な資格や能力を必要とせず、誰でも気軽に取り組めるシニアボランテイアをご紹介いたします。

 

手軽に社会貢献できるのがメリットですね。

 

治験ボランティア

 

発売前の新薬を摂取して、有効性を確認します。もちろん薬は、国から安全性を確保されたもののみ。

 

また調査期間中は入院をお願いするケースが多く、診査時以外は何をやっても自由。

 

協力費が支払われますが、入院2泊3日×2回試験なら8万円前後と高額な相場となっています。

 

 

社会教育施設でのガイド

 

博物館や美術館、動物園、図書館などでガイドを行います。

 

たとえば上野動物園でガイドする東京動物園ボランティアーズなどが、存在。

 

特別な資格は必要なく、「アートが好き」「動物が好き」といった気持ちがあれば採用されます。

 

 

クリーンキャンペーン

 

海や公園などを舞台に、自然と親しみながら行う清掃活動。日本各所で定期的に行われています。

 

シンプルなボランティアですが地域貢献できて、目に見える形で成果がわかるのでやりがいがありますね。

 

 

点字翻訳ボランティア

 

利用者に対面朗読を行ったり点字シールを貼ったり、テキスト校正などさまざまな形式で関わることが可能です。

 

 

盲導犬関連ボランティア

 

盲導犬に関係したボランティア。「飼育系ボランティア」「その他のボランティア」に分かれます。

 

飼育系ボランティアには、「引退犬飼育」「キャリアチェンジ犬飼育」「繁殖犬飼育」「パピーウォーカー(子犬)飼育」が。いずれも家族の一員として犬を迎えます。

 

他には、盲導犬の散歩や手入れなどを行う「ケンネルボランティア」や盲導犬啓発イベントを手伝う「イベントボランティア」があります。

 

 

オリンピックボランティア

 

2020年の東京オリンピックに向けてボランティアを募集しています。

 

活動内容は多岐にわたり、「会場内誘導・案内」「スタッフ受付」「ユニフォーム配付」など。

 

語学力を活かした「言語サービス」もあります。

 

 

観光ガイドボランティア

 

地方自治体行政などの関係団体が音頭をとって組織化。地域を訪れた人に向けて、各観光地の解説を行います。

 

多くの組織ではマニュアルが用意されているわけではなく、個々人の裁量にゆだねられることに。

 

基本的には日本人客を対象にしていますが、訪日外国人へのガイドを想定される場合はやはりある程度の英語力が必要になります。

 

 

英語学習におすすめのオンライン英会話スクール

 

環境カウンセラー

 

環境問題に関する専門的知識や豊富な経験を有し、市民や事業者等の環境保全活動に対するカウンセリングを行います。

 

環境省による人材登録制度であり、経歴等を記載した申請書および指定されたテーマに沿った論文による書面審査、そして面接審査に合格する必要があります。

 

 

日本語教師ボランティア

 

日本に住む外国人が増加傾向にある中、ニーズが高まりつつあります。

 

母国語を教えるので、基本的には誰でもすぐに参加が可能。生徒の国の文化に触れるメリットも。

 

日本語教師の資格は必須ではありませんが、当然あった方が指導の際に役立ちます。

 

アルク「日本語教師育成プログラムを見る」

 

4.海外で英語や資格・スキルを活かせるシニアボランティア一覧

 

シニアボランティアを検討している方の中には、海外での活動を検討されている方も少なくないでしょう。

 

語学力やスキル、資格などこれまで培った能力を海外で社会貢献できるのが醍醐味。さらに異文化に触れられるということで、刺激のある日々が送られます。

 

海外でボランティアに取り組みたい方は、シニア海外ボランティアや青年海外協力隊を行っているJICAボランティアに応募しましょう。

 

JICAは50年以上の歴史があり、シニアボランティアでは75ヶ国の派遣・9分野450業種の仕事の実績があります。

 

シニアボランティアの派遣実績国一覧

インドネシア マレーシア フィリピン タイ カンボジア
ラオス ベトナム ミャンマー 中華人民共和国 モンゴル
ブータン バングラデシュ インド モルディブ ネパール
パキスタン スリランカ キルギス タジキスタン ウズベキスタン
ヨルダン シリア エジプト モロッコ チュニジア
スーダン ボツワナ エチオピア ガーナ レソト
マラウイ 南アフリカ共和国 スワジランド ウガンダ タンザニア
ザンビア カメルーン ガボン モザンビーク ルワンダ
セネガル ベリーズ コスタリカ ドミニカ共和国 エルサルバドル
グアテマラ ホンジュラス ジャマイカ メキシコ ニカラグア
パナマ セントルシア アルゼンチン ボリビア チリ
コロンビア エクアドル ガイアナ パラグアイ ペルー
ウルグアイ フィジー マーシャル ミクロネシア パプアニューギニア
ソロモン トンガ バヌアツ サモア パラオ
トルコ ブルガリア セルビア ポーランド ケニア

 

活用している主なスキル・資格

合気道 剣道 看護師 薬剤師 日本語教師
経営管理 放送 品質管理 家畜飼育 教育行政

 

中には家族随伴で海外に行かれる方も少なくなく、家族でよい思い出にもなりますね。

 

興味のある方は、取り組む前に短期の海外留学にチャレンジしてみてもよいかもしれません。

 

フィリピン政府公式認定語学学校「NILS」の公式サイトを見る

5.シニアボランティアのお給料・報酬・手当について

 

ボランティアであるため高額ではないのですが、内容によってはお給料や交通費などの手当が出る場合が多いです。

 

まったくの無報酬の場合、持ち出しが必要になる可能性もあるので事前に確認するようにしましょう。

 

ちなみに先述した海外ボランティアのJICAは、以下のような待遇が用意されています。

 

現地生活費 JICAが、国ごとに定めた金額を支給
住居費 受入国政府が提供、もしくは現地の事務所を借りる
往復渡航費 赴帰任時の旅費(航空賃・交通費・日当・宿泊費等)
現地業務費 効果的な活動のために必要な経費
家族随伴制度 渡航費用、家族手当が支給
配偶者及び子女の一次呼寄せ制度 期間中に1度、旅費補助を受けて配偶者や子女を一時的に呼寄せる

 

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6.ボランティアの見つけ方・探し方

 

今回ご紹介したシニアボランティア以外にもさまざまな内容の活動があります。

 

そこで最適なボランティア探しから始めたい人のアプローチ方法を、3点ご紹介しましょう。

 

市区町村が運営する「ボランティアセンター」に連絡を取る

自治体が運営している「ボランティアセンター」では、ボランティア活動員を求めている地元の団体や個人の情報が多く集まっています。

 

ボランティアセンターにはコーディネーターがいるので、まずは相談してみましょう。

 

希望に沿ったボランティアを紹介してくれることでしょう。もしなかった場合でも、登録だけはすませておき講習会などに参加することを推奨します。

 

インターネットで探す

インターネットを通じて募集しているボランティア団体も数多く存在します。自宅で手軽に検索できるので、これらのサービスを活用するのも有効。

 

最もおすすめのサイトはYahoo!ボランティア。全国のボランティア募集案件が集約され、希望条件などで抽出できるのです。

 

NPO法人を自分で立ち上げる

最適な組織が見つからなかった場合には、NPO団体を自分で結成して新しく活動を始めるという方法も。

 

NPOとは、非営利の組織を意味します。

 

NPO活動は収入を得て利益が生じても、参加者に分配しません。新たな活動の資金に充てるのが原則。

 

そのため有給のスタッフを雇ったり、サービスを有料で提供することが可能です。

 

また10人以上の社員(正社員)がいるなどの要件を満たせば、資本金がゼロでもNPO法人を設立できます

 

興味のある方は、内閣府NPOホームページをチェックしてみましょう。

7.まとめ

とくに今まで企業人として利益を追い求めていた人生を送っていた人にとって、ボランティア活動はとても新鮮なものに感じるはず。

 

会社で得た地位や名誉などは意味をなさなくなり、フラットな状態で社会貢献できるということは心の満足度もとても高いものになるでしょう。

 

新しい人との出会いにより、世界は広がり、老後の楽しみのひとつになりえる可能性が広がります。

 

自分に適したボランティアが見つけるようであればぜひ、チャレンジしてみてください。

 

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